2014/7/5 My BACTERIA HEAT IsLAND結成記念単独凱旋行脚 「ISLAND TOUR」 @道頓堀SHRIMP
とうとう正式始動、ワンマンツアー初日の大阪です。
1.殺して山に埋めたい
2.untitled
3.プレデター
4.I HATE SUNDAY
5.取り除けない
6.my head bursting open call a doctor
7.割れた窓
8..一本のマッチ
9.虚ろう都
10.21世紀少年
11.薄明光線
12.オカルト(仮)
EN
1.薄明光線
2.無題
3.殺して山に埋めたい
幕開けはいつもと同じだったかな。
床に転がった塊がむくむくと起き上がってきて、「今日ここにいる全員を殺すつもりで、My BACTERIA HEAT IsLAND始めます」、から、「殺して山に埋めたい」。
うん、いつも通り。
ただ二曲目でいきなり聴いたことのない曲ぶっこまれたので驚きました。
untitled、デモにあがっている通り王道のエモ曲で格好良いんですが、個人的にはキーがぐっと下がる大サビが聴いていてドキドキしてとても好きです。
てんてんの低い声は色っぽい。
プレデターは潜伏期間中に一回だけ聴いたことがあるけれど、そのときよりも何倍も良くなっていて本当にびっくり。同じ曲だとは思えないほど良くなってました。
個人的にはその次の I HATE SUNDAYが印象深かったです。
ゴリッゴリもゴリッゴリのサウンドで駆け抜けていくのかと思いきや、サビで一気に開けて明るくてキャッチーなメロディーに。
「いーそーぎあーしーでーすーすーもうー」と笑顔で手を振りながら点々が歌うんですけど、なんでしょう。歌詞は全然把握出来ないし、メロも音もすごく明るいのに、どこか寂寥感とか、切なさみたいなものがあって、泣きそうになりました。
その後も、取り除けない、my head~、と激しい曲が続いた後に、ふっと暗くなり静まるステージと、メンバーの名前を叫ぶフロアの熱気との対比。
の、後に始まったのは全く予想だにしてなかったバラードではっとさせられました。
割れた窓。
青い照明の中で、繊細に絡み合うツインギターの音の中で、顔を歪めて歌う点々はやっぱり綺麗でした。
正直まいばくではここまでストレートなバラード、歌モノ曲はやらないものだとばかり思っていたので、驚いたと同時にとても嬉しくて、改めてバラードを歌い上げる点々が大好きなことを思い知らされました。
歌詞は、「帰りたい 貴方の愛したこの世界」とか、そんな感じ。
続けて始まった一本のマッチで更にびっくり。
割れた窓がストレートなバラードなのに対して、一本のマッチはおしゃんてぃー(notバンド名)な歌モノ曲。
ボキャブラリー不足が嘆かれるんですけど、本当、歌謡曲とかブルースとかそっち方面の音で、ツインギターの掛け合いとか、リズムとかがすごくお洒落!!で、このバンドのふり幅の広さにめっちゃ驚かされました。
だってもう、りふりっちとか、3人+真悟体制のMoranとかでやってても違和感のないような曲なんですもん。
但し歌詞はめちゃくちゃてんてんらしくて、えぐい笑。でも、それでこそ。
そのままの流れで入った虚ろう都も良かったなー。
3曲続けて歌モノでも、3曲とも全然タイプが違っていて、流れでやることによってそれぞれの個性と良さが映える感じ。虚ろう都は王道ロックバラードだし、力強さが良い。
点々の「聞かせてくれ」って煽りで一気に拳があがるリフ。好きな景色だなあ。
虚ろう都が静かに終わったと同時に、ギターの音から21世紀少年。
このバンドの決意表明的な曲なだけあって、とにかく鮮やかで眩しい曲。でも、だからこそ「歌ってくれ」って何度も叫ぶてんてんの弱弱しさが映えて、人間らしい。すっごく好きです。
早く歌詞読みたいなーこれ。
赤い照明に照らされたステージを見ながら、このバンドが好きだなあと思いました。もう既に何回思わされたかわからないくらい思わされてるけど苦笑。
それでもって、まさかの薄明光線w
まさかっていうか、ここで来るか―!!みたいな。だって薄明光線はめちゃくちゃ邪悪なので笑。
ラスト―!!
って始まったのもオカルト(仮)で、あーもういい意味でさっきまでの綺麗な流れをぶち壊して終わりにするのが、すごくこのバンドらしいなーって思って、全然まだこのバンドのことを知らないのにそう思って、なのでもうめちゃくちゃに暴れてやりました。楽しかった。
「 今日正直すげー緊張してた!!堅くてごめんね!!」って言ってて笑った。
「何で最初をワンマンツアーにしたのかって思われてるかもしれないけど、俺は前ケミカルピクチャーズってバンドやってて、3人はスカルってバンドやってて、こーちゃんはドープス…こーちゃんドープスだよね?(頷くこーりゅーさん)って、やってて、でも、この5人は本気で、まじでこのバンドでやってくつもりなんだって、伝えたくて、だから客が入ろうが入らなかろうが最初はワンマンツアーにしようって、皆で話し合って決めました」
「正直!名阪は!あんま客入らないかもしれない入らなかったかもしれない!でも俺達は!来てくれたのがたとえ一人だろうと、本当に、ただいまって言いたかっただけだから!!だから、言うね?」
ただいまおおさかああああああー!!(マイクレスで絶叫)
おかえりーーーーーーーーーーー!!!!! (フロア)
それでもって、10/14、15のツーデイズワンマン(二万電圧)、11月のシングル発売、12/20のエリアワンマンが告知されました。単純に嬉しい。
アンコールの薄明光線では、タオルを使ったノリを提案される。
点々「えにーしんぐふぉーゆー♪ の、ゆー♪のところでさ、こう、タオルをバッと(バンドロゴが見えるように広げる仕草)、できるよね???」
フロア:えー
点々「おい!えー、とか言うな!!で、その次はタオル振り回しながら走れ!!」
と、こういう感じで薄明光線はタオルを使うことになりました笑。
緊張がだいぶほどけたのか、アンコールは伸び伸びとした雰囲気。
こころなしか、点々の顔が晴れやかに見えました。
からの、まさかの無題やられて死んだ。
この曲は本当にいい曲で、やったのは三回目だけど、既に名曲感しかしない。
ケミカルが好きな人なんかはこの曲目当てにワンマン来たっていいと思うのです。それくらいにはいい曲。
なんにしたって、「君が一度でも愛してくれたこの声が好きなんだ」なんて、世界一好きな声の人に歌ってるのを聞かされたら泣いちゃいますよね。
「今ここにいる全員一人たりともぜってー寂しい思いさせねーから!!!」
「ここにいるお前ら全員殺して山に埋めてやる!!!」
って叫んでて、こういうところが本当ずっと大好きなんだよなあ、ってぼんやりと。
二回目の殺して山に埋めたいが始まった瞬間に、フロアもステージも一気に熱があがって盛り上がって、やっぱりみんな好きなんだなー、キラーチューンなんだなーって思いました。
みんな大好き殺して山に埋めたい笑。
そんなこんなで正式始動初ライブ、初ワンマンが終了。
確かに客入りはそんなにでしたけど、ものすごく熱があって、始動ライブって感じで、緊張感と熱のあるとてもいいライブでした。
大阪まで行って本当に良かったと思います。
というわけで、翌日の名古屋編へ続く.....