..

2014/6/6 『666』 @池袋 EDGE

 

6バンド出演の6/6のイベント。だから666。

遅刻して途中で帰ったので3バンドだけ見てきました。

 

 

THE BLACK SWAN

セッションも入れると二度目まして。

やっぱりこのバンドは曲が好きだなー。歌メロがすごく綺麗なんだけど、展開が目まぐるしく変わって面白いの。いまどきのスクリーモ系と、綺麗なお耽美系サウンドが上手く合わさってる感じ。同期とかがとても綺麗。

あとあとショッキングピンク髪のベースのお兄さんが可愛くて好きです。

それにしてもすごい人気でしたね、

 

 

 

シビレバシル

 

歪んだ精神、落者は嘆く
絶望ララバイ
Past Letter
ゴミ人間発狂カリキュラム
マネキン世界

 

楽しかったー!!

ボーカルとギターと曲が超好みなので、マイバクがいなかったら普通に通ってかも。

曲は特に、ラスト2曲が好きで、特に最後にやったマネキン世界は、聴くのは二回目ですがやっぱりすごく好きです。

 

ゴミ人間発狂カリキュラム、は、\ゴーミニーンゲン!ゴーミニーンゲン!/  って音声が流れてきて笑、一緒にゴミ人間コールすることをお願いされました笑。

「みんな僕のことをゴミ人間だと思ってさぁぁ!ほら!!」

ごーみにーんげん(小声)

「だめだめぇ!そんなんじゃ全然気持ち良くなれないでしょ!!!!!」

ごーみにーんげん!ごーみにーんげん!

「アアッ気持ちいい...///」

とかやってて、なにこれwwwwwwwwwって感じだったんですが面白かったです。

肝心の曲もかっこいいし。

このバンドは全体的に、御三家って言われてた頃の蜉蝣メリームックが好きな人にはツボだろうなあ。自己否定絶叫歌謡曲。最近はあんまり見ないタイプだから見てて楽しい。

目の周りを真っ黒くしたボーカルさんが、顔をぐちゃぐちゃにしながら、俺はもうだめです..ううっ...って歌ってる姿は、一定層のバンギャルにはぴんと来るはず。

まあボーカルが存在感放ちすぎてて他が...って感じですけど、個人的にはめっちゃギターの可愛いお兄さんがタイプでした。金髪でニコニコ笑顔でキラキラ系にいてもまったく違和感ない感じなのに音は渋くて。ギターソロのためにセンターのお立ち台に立つと、ぱっと空気が華やぐ。

普通ならこのボーカルとは組んでないんでしょうけど、この組み合わせが見てて楽しいな。

近頃何かと一部界隈では話題になってますが、もっともっと人気が出ていいバンドだと思います。

 

 

 

 

My BACTERIA HEAT IsLAND

 

殺して山に埋めたい

取り除けない

薄明光線

オカルト(仮)

虚ろう都

 

カメラが入ってるなーって思ったらツイキャスで放送してたんですね。

ちょっとこの日は勿体なかった。勿体なくても格好良いことには変わりないんですけど、19日みたいな最高に格好良いのを知ってるから、やっぱりちょっと勿体ないなって思っちゃう。

だから、ツイキャスで見たり、この日対盤で被って興味持ったお客さんにはワンマン見てもらいたいな...

演奏は素人耳にもわかるくらいには噛み合ってなかった部分があったし、点々の声もあんまり出てなかったかな...

でもそんなことどうでもよくなるくらい、虚ろう都がいい曲で泣きました。

あと個人的に薄明光線がものすごく大好きなので、ライブで薄明光線聴けるだけでももう嬉しい。

 

やっぱり19日みたいな、最高に格好良い状態が一番いいことは間違いないんですが、そうじゃない日にはそうじゃない楽しみ方があって...

こんなこと書くと盲目的だと思われてしまうのかもしれないですけど...

私は割と、調子があまり良くないときの点々も好きなんです。弱々しさが、ひどく人間らしくて。

格好良すぎるときは格好良すぎてちょっと人間味が薄れるから、たまにはそういう弱っちい人間っぽさ全開の点々を見たい。

それでもなんだか楽しそうで、この日は笑ってる顔が何回か見れて、ああこのバンドやってて楽しいんだなーって思って。良かったなあって思って。まあ、うん、なんだかんだで、楽しそうにバンドやってる平くんが好きなんですよ私は。

 

たいらーたいらーって呼ぶファンに、「平って呼ぶのやめて。 ...あ、僕本名は平一洋って言います」って笑ってたので、そこはちゃんと線引きするんだなあっていうのが意外だったけど。

ケミカルの途中で一旦「平一洋」にしたステージネームを、しかも餞の頃と同じ漢字表記の「点々」にしたことには、やっぱり意味とか決意とかも含まれてるってことなんでしょうね。

 

MC苦手だけどって前置きしながらも毎回毎回ちゃんとEPの宣伝をして、ワンマンツアーの宣伝をするのは、それだけ賭けてるってことなのかなあ。

「(EPが)何で1タイプかって言うと...いや、なんとなく1タイプでいいかなって...いや、うそうそ、本当はちゃんと理由あるんだけど...(ごにょごにょ)。とにかく、手に取ってもらわないと伝わんねーから。一曲一曲歌詞だけじゃなくて、世界観を表現した小説みたいのがついてて、だから1800円、小説を買うみたいな気持ちで買ってください」

あとワンマンのチケットの一般発売が7日って話で、

「買ってください...つーか、買え」

ってビシッと決めた後に、

「あれ、なんで今俺、超上から目線になったんだろう」って照れ笑いしたので、おい!!!ってツッコミ入れたかった笑。

いちいち茶化さなくていいのになーかっこいいんだから笑。

 

「いてっ...あっさっきどっかで指切った...これ本物の血...?あ、本物だ」

って言ってた次の曲(多分オカルト?)で、こっちに見えるくらいに指から血が出てて、点々がそれを見つめていて、その、「自分の指から流れる血を見つめる点々」って絵に惚れた。ぞっとするくらい綺麗だったんです。

もうなんだってこの人はこんなに血が似合うんだろう......

血といい、赤髪といい、こんなに赤色が死ぬほど似合う人って他に知らない。

 

「ここにいる全員に、興味があっても、なくても、届ける気持ちで歌います」

って始まった初披露の虚ろう都は、もう涙が出てくるくらいにいい曲でした。

はじめと最後のギターの掛け合いがまず綺麗。

衍龍さんと大祐さんの音が繊細に絡み合ってるのを聴いて、ツインギターっていいなあって思いました。私としては珍しく。

Aメロの歌詞でとても刺さるフレーズがあったんだけど忘れちゃったな。祈るとか、神様、とか、そんな感じの。

この日の点々はとても弱々しかったので、逆に両手を伸ばして縋るように歌う姿がよく似合っていて痛々しかったです。

そういえばいつか見たReincarnationでもこんな目をしていたな、なんてことを思い出しながら。

でもReincarnationが、「君」そのものに縋り付くようなのに対して、虚ろう都は、「君」に自分の歌が届くことを強く願うような歌詞ですよね。

だからこっちの方が強い歌だなって...強い...この表現で合っているのか...

 

 

調子が悪くても、声が全然出てなくても、やっぱり点々が一番好き。